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いなツーブログ

県外での研修会も実施しています!【1日目】

2015/03/10

投稿者:しまね暮らし推進課

県外での研修会も実施しています!【1日目】

こんにちは!
スタッフYです。

しまね田舎ツーリズム推進協議会では、実践者さんのスキルアップのため、また様々な方に「しまね田舎ツーリズム」を知っていただくために、研修会を実施しています。県外での研修会もあり、今年は山口県の周防大島町へ行ってきました。

山口県の周防大島町は、過疎化・高齢化の進む島でした。ところが近年、転入者数が転出者数を上回る「社会増」という現象が起こっています。どうして人が周防大島町に集まるのか?!今回は、その秘密を探ってきました!

松江市からバスで揺られること6時間半…ようやく到着した周防大島町は島根より暖かく、これから出会う様々な縁に気持ちも高揚していきます。まずは、周防大島町で盛んな“教育旅行”に携わる方々からお話を伺いました。このごろは、修学旅行に地方で田舎体験をさせる都会地の学校が増え、各地でそれらを受け入れる地域が増えてきています。子どもたちは農家や漁家などに滞在して家業を手伝ったり、みんなで楽しく晩ごはんをつくるなど、そこで暮らす人たちと同じように生活してその家、その地域に徐々にとけ込んでいきます。どれも都会地ではできない、特別な体験です。帰るころにはまるで“家族”のようになって、泣きながら別れを惜しむそうです。

周防大島町にも毎年多くの学校がやって来ます。現在、200軒の民泊施設があるそうですが、そこに至るまでには地道な働きかけがあったそうです。島根県は全県で100軒ほどなので、ひとつの地域で200軒となると、それがどれだけ大変なことか想像にかたくないです。また、各家での体験のほかに、郷土料理づくり体験や自然体験、文化体験など地域の特色を活かした体験プログラムが70も用意されています。ふだん自分たちが何気なくやっていることでも、都会地の子どもたちにとっては新鮮なことなんだ…ということを再発見することでたくさんのプログラムが生まれたそうです。

みなさんメモを取りながら熱心に聴き入っていました。その後の情報交換会でも活発に意見が飛び交い、自分の施設で真似できそうな体験プログラムや魅力の発信方法など、実践にあたり有用な情報を知ることができ、とても有意義な会でした。

そして次はお待ちかね!70の体験プログラムを実際に体験してみます。今回スタッフYは「郷土料理づくり体験」を選択。「茶がゆ」「ジンダ味噌」「ポキ」をつくりました。「ポキ」とはカルパッチョ風のハワイの郷土料理で、周防大島町はハワイと交流があるのでこのような料理をつくったりもするようです。私はポキ担当で、生まれて初めて魚の三枚おろしに挑戦!これが思っていたより簡単で、これなら家でもできる!と今まで敬遠してたことを反省しつつ、新たな発見に感動しきりでした。ほか、豆茶で煮る茶がゆや、メバルの焼身と味噌をまぜたジンダ味噌をお手伝いしながら、すべての
料理が完成!優しい味の茶がゆに、ごはんにのせると絶品のジンダ味噌、周
防大島町流のシソが香るポキを味わい、幸せな時間を過ごしました。

今晩は、実際に子どもたちを受け入れている民泊に泊まります。これは次回
のブログでご紹介しますね!それでは、次のブログもお楽しみに♪