いなツーブログ
ヨズクハデ
2025/10/20
投稿者:西部県民センター

益田地区の「ヨズクハデ」を見に行きました。
その名のとおりヨズク(フクロウ)のような「はで」、稲を乾燥させるために干す際に用いる土台のことを指します。
秋の収穫期になると四角錐型に組んだ丸太に稲束が架けられた様子を見ることができ、その姿がフクロウが羽を休める姿に似ていることからヨズクハデと呼ばれています。
約6mの丸太を4本使用しており、1基で米5俵分の稲を架けられるほど大きなものになるそうです。
今回は益田地区のヨズクハデを見に行きましたが、有名なのが大田地区。
ちょっと調べてみると、益田地区は2015年にテレビでヨズクハデを見て「地域の話題づくりに面白そうだから作ってみよう」と思い立った方が、温泉津町西田地区の保存会メンバーに教えを請い、無形民俗文化財であるヨズクハデの製作技術を学び、同年秋に3基立てたのが始まりだそうです。
秋の風物詩・秋の実りを象徴する姿としてこれからも残っていくことを願います。
▼益田エリアの実践者さん▼
https://www.oideyo-shimane.jp/facility/?p=289&W036a6=1&s=0