浜田市弥栄町木都賀にある「やさか村ワタブンアートファブリック」さんを訪問しました。

前身は西陣織の帯をつくる渡文（株）弥栄工場でしたが、そこから独立しキビソ※を使用したタオルなどをつくっておられます。
※キビソ：生糸を引き出す際に取り除かれる繭の上層部を集めて糸にしたもの

前身の弥栄工場時代は、「旧弥栄村の女性の雇用の場として最大30人が働いていた」とのことでした。
子育て世代の女性が多かったことから職場に子どもを連れてきても良く、子どもたちは機織り機の後ろから働くお母さんを見て育ったようです。
働く時間も柔軟に設定できたとのことで、当時の職場環境としては先進的であったことがうかがえます！

また、キビソタオルづくりの手織り作業を見学させていただきました。
機織り機からは「トントン」という音が響いていました。

写真にありますが、機織り機の座る場所が細い板１枚で少し驚きました。
「板が上手くはまっていないと落っこちてしまう」とのことでした。

「模倣品には真似できない織り方がある」とのお話があり、手織りの技術の高さや良さを改めて感じました。

そんな「やさか村ワタブンアートファブリック」さんの工場内では、機織りの体験ができます（ラフな格好で大丈夫ですよ）！

体験では、絹糸の色をカスタマイズしてランチョンマットなどを自分好みでつくることができます。

最後に、訪問時は実践者さんのお話に終始引き込まれました、体験すればきっと楽しい時間になりますよ♪

「やさか村ワタブンアートファブリック」
体験可能日：月・火・金
TEL：0855-48-2436