いなツーブログ
匹見わさび谷復活プロジェクト(TERA-HOUSE)part1
2025/05/12
投稿者:西部県民センター

島根県益田市にある「TERA-HOUSE」の寺西さんが、同市匹見町に残る明治時代から続く「わさび谷」の復活に取り組んでおられます。
匹見町では、古くから渓流式と呼ばれる方法で「匹見わさび」が栽培されてきました。
しかし、近年では手入れが行き届かなくなり、谷は長らく放置されていました。
今回、そのわさび谷を再び蘇らせるため、寺西さんがしまね関係人口マッチング・交流サイト「しまっち!」(※)を通じて作業の仲間を募り、この日は総勢11名での活動となりました。
※(公財)ふるさと島根定住財団が運営するサイト:https://shi-match.jp/
まずは、ビニールハウスにてわさび田に植える苗の掘り出し作業からスタート。
約100株を掘り出した後、中国山地の山深い中にある、わさび谷へと向かいました。
この日は、谷の最下部にある、長らく放置されていたわさび谷での作業でした。
倒木や落ち葉、雑草を一つひとつ丁寧に、大小様々な大きさの石を手作業で取り除きました。
大変な作業でしたが、途中でひょっこり姿を現すサワガニに癒されながら、みんなで汗を流しました。
午前中の作業後には、近くのクロモジ(香木)の自生地へ。
間伐により光が入ることで、クロモジのような植物が自然に育つようになるのだそうです。
昼食時には、そのクロモジで淹れた香り高いお茶をみんなで味わいながら、わさび谷の自然の中で心地よいひとときを過ごしました。
午後の作業については、次回の「Part2」で詳しくご紹介します。