登録施設・団体数 64 (2020年5月現在)
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自然・風土・歴史・文化を学ぶ [特集]体験紹介

港町を町散策

人のご縁も旅のつながり。

雨に濡れると通りの敷石が青色になる「青石畳通り」。レトロな町並みが続く、美保関のメインストリート。

潮風がそよぐ歴史ある港町を
いにしえを感じながら町散策

古くから風待ちの港として栄えた美保関町。江戸時代には北前船の交易所として、多くの廻船問屋もあり賑やかだった港町です。今日は美保関地区活性化協議会のガイドさんに町案内をしてもらいます。

人のご縁も旅のつながり。

「橋津屋」の2階からは、美保関港や遠くに大山が望め、寛げるお宿。

美保関と言えば、やはり「美保神社」。ガイドさんに連れられ、門前にやってきました。門前通りには土産店があり、店先で焼いている「焼きイカ」の香ばしい匂いにつられ、参拝客は寄り道をしているようです。
「ここは『えびすさん』の愛称でお馴染みの事代主神(ことしろぬしのかみ)を御祭神とする神社の総本社で、商売繁盛、海上安全などのご利益がある古い神社です」とガイドさん。神社参拝初心者でも、ガイドさんから参拝前のお清めから参拝の作法などを教えてもらえます。参道は海からの風もそよぎ、とても清々しく、境内に入ると巫女さんの姿も見えます。本殿は大社造を2棟並べた美保造。この立派な建て構えは、美保神社が日本で唯一だそうです。
次は参道から「青石畳通り」へ向かいます。かつて神社の門前として栄えた本通りです。木造の建物が連なり、レトロな映画セットのようですが、普通の生活がそこにはあり、近所のおばあちゃんが買い物カゴをもって歩いています。
「この通りに敷かれてある越後石は北前船で運ばれてきました。雨に濡れると青くなることから『青石畳通り』と名が付いたのですよ」とガイドさんが説明してくれました。靴底で石肌を感じながら、古き良き時代にタイムスリップしたような趣のある通りを、ゆっくり歩きます。

海から真っ直ぐ伸びる美保神社の参道。

大國主神の御后・三穂津姫命と第一御子神・事代主神を祀る美保神社。

次は佛谷寺へ。寺に近づくにつれて少し空気が凛としてきました。「元は三明院という古刹で、隠岐に流された後鳥羽上皇や後醍醐天皇の風待ちの御座所でした。ここには一木彫の5体の仏像があり、どれも重要文化財です」。今は小さな寺ですが、ガイドさんの話から、昔は大きな寺院だったことが伺われました。
さて、今夜は「橋津屋」に宿泊します。この宿は、船宿であった古民家を改修したもので、UIターンや2地域移住の希望者の定住を促進するための生活体験施設です。2階の窓からは海が望め、遠くに「出雲富士」と呼ばれる大山も見えます。潮騒を感じながら歴史のある海の町をしっとりと楽しみました。

重要文化財の一木彫仏像がある佛谷寺。

焼きイカを売る地元のお母さん。