登録施設・団体数 83 (2019年11月現在)
登録施設・団体数 83 (2019年11月現在)

自然・風土・歴史・文化を学ぶ [特集]体験紹介

田舎の醍醐味 採って食べる

人のご縁も旅のつながり。

太陽の下、土にまみれながら野菜収穫をする元気いっぱいの眞知子さんと子どもたち。

土の匂い、水の冷たさ、実る喜び
畑は自然がいっぱいつまった宝箱。

太陽と大地のエネルギーそして雑草の中ですくすく育つ野菜たち。自然農法で育った野菜は、収穫したその場で食べることができ、瑞々しさと野菜の味が濃いことに驚きます。また“採って食べる”という体験は、田舎で一番の醍醐味です。今回は「生きることは食べること」をモットーに食育活動も行う安来市の眞知子農園へ行ってきました。

ポンプの水汲み初体験!泥のついた野菜をキレイに洗う。

自分で焼いた棒パンを食べよう。

夏の炎天下の中、畑では子どもたちの元気な声がこだまします。ここは、安来市の伯太川沿いにある眞知子農園。西村眞知子さんが手掛けるこの農園は、農薬や化学肥料は一切使わず、EM菌、米ぬか、野菜くず、ミネラルたっぷりの海藻などの肥料から土づくりを行い、自然農法で野菜を育てています。
今日は、幼稚園の子どもたちが野菜の収穫にやってきました。「みんなでトマトをとりましょう! 食べてもいいよ。とっても甘いから」と眞知子さん。ビニールハウスの中には真っ赤に熟れたトマトがいっぱい。子どもたちは自分より背の高い木になっているトマトを、小さい手で大事に収穫しています。「あまいね。おいしいね。これ、お母さんにあげるの」と、子どもたちが持つビニール袋には、お土産用のトマトがたくさん入っています。
「次はニンジンを掘りにいこう!」と眞知子さんは子どもたちに声をかけますが、子どもたちは畑よりも川遊びに夢中です。アメンボやザリガニ、カニや小魚…。網をもち裸足になって川の中へ。何かを捕まえようと目を輝かせています。
「子どもたちが畑や川で遊んでくれて、大地が喜んでいますよ。それに私も嬉しい」。子どもたちの遊ぶ姿をニコニコ顔で見ている眞知子さんは、自然の中で“野菜を採って食べる”というシンプルな体験から、食の大切さを感じてほしいと食育の活動も行っています。

ハウスの中で完熟した真っ赤なトマトをパクリ。

畑や川にはいろいろな昆虫がいっぱい。

さて、土にまみれてニンジンを収穫し終えると、待ちに待ったお昼の時間です。今日は竹棒にパン生地を巻きつけた「棒パンづくり」にも挑戦。炭火の余熱でゆっくりパンを焼いていきます。こんがり色がついたらフワフワパンの出来上がり! 形はさまざまですが、自分でつくったパンの味は格別です。
暑さにも負けず汗をかきながら行った収穫体験は、子どもたちの夏の良い思い出となりました。